どーも、ひまお(@himanarikei)です。
今回は、僕が学生時代に体験したフィリピン留学で楽しかった思い出について書いていこうと思います。
僕自身は、たった2ヶ月のフィリピン留学でしたが今でも鮮明に楽しかった記憶があり、また機会があれば行きたいな〜と考えています。
また、楽しかっただけでなく英語のスピーキング能力も飛躍的に向上したため、本当に充実した留学生活を送ることができました。
皆さんも、「フィリピン留学って流行っているけど実際どうなの?」と気になる方が結構いらっしゃると思うので僕が覚えている範囲で感じたことを色々と書いていこうと思います。
目次
フィリピン留学に行こうと思ったきっかけ
僕がフィリピン留学に行こうと思ったきっかけは、大学1年生の2月ごろの授業がきっかけです。
当時の英語の授業は、普段はあまり興味がなくてダラダラと聞いているだけでしたが、春休み前の最後の授業で、担当の先生が「先輩の学生で、君たちの前でどうしてもプレゼンをしたいという方がいるんだけど話を聞かないか?」といった感じで授業の終わりの15分程度で一人の学生が僕たちの前でプレゼンをしました。
そのプレゼン内容が、「僕がフィリピン留学をして良かった思い出」というものでした。
当時は、留学なんて高くて出来ないと思っていた僕には、「フィリピン?なんでフィリピン留学なんだ?」と疑問に思いながらも、興味津々で聞いていました。
先輩の話を要約すると、
・フィリピンは世界で3番目に英語を話している国で最近留学が流行っている。
・他の留学と比べて、圧倒的なコストパフォーマンスの良さが特徴である。
・1〜2ヶ月の短期留学先としては、英語力もつくし友達もいっぱい出来て楽しいよ!
といったものでした。
この話を聞いて、早速家に帰ってフィリピン留学を調べてみたらどんどん興味が出てきて次の日には、留学エージェントに無料カウンセリングの予定を入れていました。
僕の性格の良いところとしては、「考えるよりもまず先に行動する」ということで迷ったらやれという精神でこの時も決断に時間はかかりませんでした。
実際に、エージェントにお話を聞きにいって僕自身の要望とマッチングするところを探してもらいました。
要望としては、
・初めての海外だから、日本人が多いところがいい
・治安が良いところが良い
・なるべく安い値段が良い
といったもので、結果的に僕にマッチした語学学校は IDEA DAVAO という学校でした。
語学学校ーIDEA DAVAOとは?
正式名称 | IDEA DAVAO |
---|---|
国 | フィリピン |
地域 | 南ダバオ州 |
都市 | ダバオ |
規模 | 80人 |
オーナー | 日本人 |
学ぶ事が出来る言語 | 英語 |
(* IDEA DAVAOは、2013年に閉校し、IDEA CEBUと統合しました)
僕が選んだ語学学校は当時、唯一の日本資本だったIDEAという語学学校のダバオ校でした。
留学前にエージェントからフィリピン留学の多くが韓国資本のため、食事などが合わない人が多いという話を聞いていたので、日本人向けの語学学校を選びました。
また、当時フィリピンの都市の中でも首都のマニラ、観光地のセブと比較すると圧倒的に治安が良かったダバオは僕にとって不安を少しでも取り除いてくれるため魅力的でした。
留学の期間は夏休みの8月初め〜9月末までの2ヶ月間に決めました。
フィリピン留学前の英語力
留学先を決めたのが大学2年生の4月頃だったので、留学までの約3ヶ月間でTOEICの勉強をずっとしていました。
TOEICの勉強をした理由は、英語の基礎力が付きそうだったし、点数を上げることが楽しいと感じたからです。
最初にTOEICを受けた時は660点くらいでしたが、3ヶ月間リスニングを中心に勉強した結果、730点くらいまで上がりました。
留学前:TOEIC730点
そんなこんなで前期の授業が終わり、2ヶ月のフィリピン留学の旅に出ました。
初めての空港でまさかのハプニング!?
初めての海外が一人だったので、飛行機に乗る時はとても不安でした。
ダバオまでは日本を出国してからマニラまで行き、乗り換えでダバオまで行くというルートでした。
まず、マニラに到着してからハプニングが起きました。
チケットに書いてあるゲートに向かっても、ダバオ行きの飛行機がなかったのです。
慌てて拙い英語でインフォメーションのお姉さんに聞いたら、出発ゲートが変更したことを教えてくれて、なんとか出発時間までに新しいゲートにたどり着くことができました。
今となっては余裕で対処できる問題ですが、当時の僕は本当に慌てていました。
日本→マニラの飛行機は日本人添乗員さんがいたので安心でしたが、マニラ→ダバオは外人のお姉さんしかいなかったため「アッポゥジュース!」としか叫べませんでした笑
そうして、ダバオに着いたのは日本を出てから7時間ぐらい経った頃でした。
ダバオに着いてほっと安心して、自分の荷物を取りにコンベアの前で待っていました。
10分経過:荷物来ない
20分経過:荷物来ない
30分経過:荷物来ない!
さすがに焦った僕は、近くのおっちゃんに自分の荷物のタグ番号の控えを見せたら、「オ〜、ナリタ!」と叫んで奥の方に歩いて行きました。
どうやら、成田から直接届いた荷物は別のところに送られていたらしいです。
そんな感じで初海外の洗礼を見事に受けて疲弊し切りましたが、お迎えの日本人ガイドに「大変だったね〜」と言われて、日本人との会話に安心しながら、なんとか宿泊施設に到着しました。
予想以上に綺麗な宿泊施設と愉快なルームメイト達
宿泊施設は、僕は一番安かった4人部屋を選んでいました。
宿泊施設に入ると、ロビーで多くの日本人の学生が談笑していました。
この2ヶ月間、周りの皆と馴染めるのかな〜と不安でしたが部屋に入ってみたら急に安心感がこみ上げてきました。
部屋はこんな感じで結構広くて、冷蔵庫とシャワールームもあり予想以上に快適でした。
ルームメイトは、僕が入った時は3人とも日本人で、一人が大学4年生、もう一人が僕と同い年の学生で、あと一人は2個下の浪人生でした。
僕の部屋はEOP(English Only Policy)というルールがあり、部屋の中の会話は全部英語で行うというものがありました。
ルームメイトは皆、気さくに話しかけてくれて、それぞれが夢を持ってフィリピン留学に来ているということもあり、すぐに仲良くなれました。
そして次の日から、ようやく留学生活が始まります。
入学後、初めての英語テストでクラス分け
学校に入学すると、簡単な学校内の説明を行います。
僕と同じ時期に入学して来たのは、大学4年生と3年生の女の子2人と社会人の男性1人でした。
簡単に自己紹介をした後に、英語レベルを図るための入学テストを行います。
このテストによって、以下のレベル別に分類されます。
IDEAレベル一覧 | |
---|---|
Basic | 比較的簡単な単語やフレーズのみを理解し、非常に限られた会話能力しか持たない英語初心者向けのクラスです。このレベルは、日々のレッスンや日常生活で必要とされる基礎的な英語に焦点をあてて授業を行います。授業で使う為の最低限のリスニング・スピーキング能力、初歩的なリーディング・ライティング能力を集中的に養います。授業で使う為の最低限のリスニング・スピーキング能力、初歩的なリーディング・ライティング能力を集中的に養います。 |
Beginner1 | |
Beginner2 | |
High Beginner1 | 少しの会話能力はあり、初歩的な文法や言葉を用い簡単な受け答えが出来るレベルの初級クラスです。このレベルは、授業だけに留まらず、日常会話で利用する初歩的なリスニング・スピーキング能力を養います。また、リーディング・ライティングはBEGINNERレベルをより発展させたものを学びます。 |
High Beginner2 | |
Pre-Intermediate1 | いくつかのミスを伴いながらも会話を組み立て、複雑な文法を利用しようと試みる事が 出来る段階の中級レベルの入口です。このレベルは、生活していくうえで必要な会話のスキルをより洗練した形で勉強します。日常会話だけに留まらず、日常にある一般的なシチュエーションにも対応できる能力を養います。 |
Pre-Intermediate2 | |
Intermediate1 | ミスやひっかかりはありながらも、コミュニケーションの内容を正しく理解し、 PRE-INTERMEDIATEに比べ、より複雑な文法や言葉を使いこなす中級者向けレベルです。このレベルでは、日常の一般的なシチュエーションだけに留まらず、より複雑なシチュエーションにも効果的に機能するスキルを磨きます。場所や状況を問わず、それらに必要とされる表現を中心に学びます。 |
Intermediate2 | |
Upper Intermediate1 | 複雑な会話や色々なトピックを、より高度で複雑な文法や言葉を使い表現出来る、コミュニケーションを上手に行える中級者向けクラスです。このレベルは口語体に限らず、文語体表現も合わせてより複雑で洗練された表現を理解し使いこなす能力を養います。 |
Upper Intermediate2 | |
Advance | ほとんどミスする事無く、複雑で細かな会話や交流が可能で、高いレベルの文法・ 英語能力を持つ上級者向けのレベルです。 このレベルでは、より流暢で完成されたコミュニケーションスキルを磨きます。その為、英語を用いる全てのシチュエーションで、その場で最も適した言葉やそれに最もふさわしい単語を判断する能力を養います。 |
僕はテストの結果、Pre-Intermediate1のレベルからスタートすることになりました。
他の子達は、High beginnerコースだったため、留学前の勉強の成果が少し出たなと感じました。
入学テストが終わった後に、実際に留学プログラムが始まって行きます。
2ヶ月の留学生活ってどんな感じ?
僕が選んだ留学プログラムは、Semi Intensiveコースと言って1日にマンツーマンの英語の授業が3コマ、グループ授業が3コマの合計6コマの6時間のコースでした。

6時間の授業の他に、朝の30分の単語テストと放課後の自習の2時間があったので、大体1日8時間勉強の英語漬けな日々を送っていました。
僕はスピーキングを重点的に勉強したかったため、マンツーマンの授業は全部スピーキングの授業にして、グループ授業はディスカッションがメインのものにしました。
基本的に平日はみっちり英語の勉強をして、土日は学校がお休みなので仲良くなった生徒達とお出かけしたりして遊びに行ったりしていました。
留学中に役に立った教材
ここでは、個人的に留学中に役に立ったな〜と思う教材を紹介して行きます。
1.TED
https://www.ted.com/talks?language=ja
TEDは、英語の勉強として非常に役に立ったため、暇な時に聞いていました。
基本的には、英語字幕で聞いて相手が喋っていることを繰り返すシャドーイングという勉強法でリスニングだけでなく、英会話のイントネーションやアクセントを勉強したりしていました。
とりあえず、片っ端から「TED おすすめ」で検索して評判が良いものや喋り方がかっこいい人の発表を聞いていました。
今でも、その時の名残でたまにTEDを見たりしています。
2.瞬間英作文
この教材には、個人的にはめちゃめちゃお世話になりました。
いろんなサイトで紹介されていると思いますが、ハッキリ言って神です!笑
内容としては、中学生1年〜3年で習うレベルの英語を瞬間的に喋れるようにする教材です。
写真のように、左に日本語が書いてあり、右にそれに対応する英作文が書いてあります。
手順としては、
1.最初に日本語を見て英語を考える
2.右の英語を見て合ってるか確認する
3.合ってたら、次の問題へ、合ってなかったら右の英作文を暗記してもう一度やる
4.これを繰り返して10問終わったら、通してもう一回やる。
5.全部、スラスラ喋れるようになったら次のページへ行く
といった感じです。
ボリュームも、200ページを超えるため十分な量があります。
僕はこれを留学中ずっとやっていたら、本当に頭の中での日本語→英語の変換のスピードがめちゃめちゃ速くなりました。
あまりにも効果があったため、留学から帰って来た後もレベルアップバージョンのこちらの教材でずっと勉強を続けてました。
こちらは、上の本で習った英作文の単元がシャッフルされて出てくるため、より実践で上手い言い回しが出来るような英会話の型を作り上げることができます。
まだこの本をやったことがなくて、最低限の英語が喋れるようになりたい!という方には、とりあえずこれだけやっておけば安心だと自信を持っておすすめできます!
こんな感じで、自習の時間もこれらの教材のおかげで英語力の向上につなげることができました。
フィリピン留学で楽しかった思い出7選
ここからは、フィリピン留学で本当に楽しかった思い出を紹介していこうと思います。
1.物価が安いので豪遊できた
フィリピンはめちゃめちゃ物価が安く、日本人は基本的にみんなお金持ちです。
例えば、瓶のビールは1本五十円ぐらいで買えたし、お店とかで食べても1人300~400円で十分な料理を頂くことができます。
また、マッサージが激安で1時間のオイルマッサージが600円くらいでしたので、週に2回ぐらい通っていました笑
マッサージの際には、覚えたての英語で「I prefer young girl」とか言っていましたが、おばちゃんが多かったです。
そんな感じで、お金には全然困りませんでした。
2.KTVで初めての夜のお店の体験
KTVという、カラオケ+キャバクラみたいなお店に年上の寮の友達に連れられて、人生初の夜のお店の体験をしました。
システムとしては、カラオケルームみたいな部屋で待っていて、前に女の人が現れて気に入った子を指名するみたいな感じでした。
料金も6〜8千円で、可愛いフィリピン女子と楽しい思い出が出来ました。
これも、海外ならではの体験だと思います。
3.綺麗な海で魚と戯れる
フィリピンは写真のようにとにかく海が綺麗で最高でした!
海を泳いでいると、魚をいっぱい見ることができてリゾート地に来たような感覚でした。
また、ダイビングやシュノーケリングも日本とは違って安い値段で挑戦できるので、人生初のマリンスポーツを経験しました。
綺麗な海で遊んでいると本当に心も爽やかな気分になれるので、この海に行くためだけにまたフィリピンに行こうかな〜と考えています。
4.ジプニー等の現地の乗り物体験
上の写真はジプニーという乗り物で、簡単に言うとちっこいバスみたいなやつです。
どこか出かけるときは基本的にこれに乗って、移動していました。
一回だけ、乗っていたジプニーが「パンッ!」と言う音とともにパンクして途中で降りて歩いた記憶があります笑
日本では絶対に体験できないことだったので貴重な経験でした。
5.現地の人と日本人でお酒の飲み比べ大会
学校の生徒達と先生達で外のレストランに食べにいった時に、お酒早飲み大会というものが開かれました。
ルールは、5人1チームで1本の瓶ビールを飲み干したら次の人へというリレー方式で最初に5本飲み終えたチームが優勝というものでした。
僕は、お酒の早飲みが得意ではなかったので他の日本人の精鋭軍団が現地の人々のチームと戦っていました。
結果としては優勝はできなかったのですが、健闘していたので見ていて非常に面白かったです。
このような、国を超えて一つになって盛り上がる経験は本当に楽しかったです。
6.寮のルームメイトとの共同生活
ルームメイトと2ヶ月ぐらい一緒に過ごすと、結構色々な話を聞けて面白かったです。
例えば、海外の大学に行きたいから英語を勉強している子だったり、俳優を目指しているというような子もいました。
また、ルームメイト以外でも同じ寮には学生の他に、仕事を辞めて来た社会人の方も何人かいらっしゃいました。
そういった人々が、仕事を辞めてまでどんな夢を持って留学しに来たのかという話を聞けたのはとても良かったです。
7. 人生初のゲテモノ料理体験
フィリピンでは、ゲテモノ料理としてバロットというものがあります。
具体的には、「孵化直前のアヒルの卵を加熱したゆで卵」で写真もありますが、グロテスクな見た目なため、貼るのは控えさせていただきます。(見たい人は、検索してね)
僕も挑戦したのですが、味は思っていたよりも美味しくて例えるならゆで卵にファミチキが入っているような感じでした。
他にも、フィリピンでは有名なデザートの王様であるドリアンを食べたりしました。感想としては臭いがキツいが、味は肉まんみたいな感じでした笑
留学後の成長
こんな感じで2ヶ月楽しく留学生活を送ることができて最後の卒業時のレベルテストでは、Pre-Intermediate1→UpperIntermediate1までの2段階のレベルアップまで成長しました。
また、帰って来てから受けたTOEICのテストでも805点を獲得したため、
留学前730点→留学後805点(75点UP)という結果になりました。
また、英語力だけでなく初めての海外体験で人生の価値観というものに変化が生まれました。
例えば、フィリピンでは貧富の差が激しくストリートチルドレンが至る所にいて、僕らを見つけると物乞いをしてきます。
最初は、「辞めてくれ〜」と心の中で思っていたのですが、良く考えてみるとあんな小さい子供達が生きるのに必死で頑張っているんだなぁ〜と考えさせられました。
それと同時に、日本人がいかに恵まれているかをはっきりと感じて日本の素晴らしさに改めて感謝しました。
そんなこんなで、短い留学生活が終わりました。
掛かった費用
2ヶ月の留学でトータルでかかった費用ですが、
授業料+宿泊費 17万円
飛行機代 8万円
教材、現地費用等 2万円
生活・娯楽費 2〜3万円
合計:約30万円
でした。
個人的にはめちゃめちゃ安かったな〜と感じています。
30万円であれだけ人生に影響を与える濃密な体験ができたこと、フィリピン留学をすると決断した自分に感謝しています。
お金と長期休みの暇を持て余している学生には、本当にピッタリの留学だな〜と思います。
まとめ
今回は、僕が体験した2ヶ月のフィリピン留学に関しての感想を長々と書かせていただきました。
結論としては、学生時代に行けて本当に良かったな〜と感じています。
フィリピンで会った日本の社会人の方にも、「学生の内に来れて羨ましいよ〜」という声を何回か頂いていたので良い経験ができたな〜と思います。
結果として、僕はこのフィリピン留学をきっかけに海外に興味を持つようになり、その後に海外インターンシップを経験したり、10カ国の海外旅行に挑戦したりしました。
また、新しいことに挑戦する際にも、「怖がらずにとりあえずやってみよう!」という精神を持つように価値観が変わっていきました。
このように僕の人生が一変するくらい楽しかったし、成長することが出来た留学体験が一人でも多くの人に届いてくれると嬉しいな〜と思い、締めの言葉とさせて頂きます。
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